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『BLEACH』の最終回は伝説になれるか?

2016/09/07

BLEACH(1〜73巻)/ 久保帯人

黒い死神装束に身を包み、斬魄刀を持って戦う黒崎一護の活躍を描いた『BLEACH』。文字通り、近年のジャンプを代表する作品となり、日本だけでなく海外でも非常に人気の高い作品です。

今更あらすじもあれですが、ご存知ない方のために簡単にストーリー説明を。

主人公は霊感の強い高校生、黒崎一護。虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊を退治するためにやってきた死神・朽木ルキアと出会い、家族を守るためにルキアから力をもらい死神となった。黒崎に力をほとんど持っていかれてしまったルキアは、黒崎に死神の代行を依頼する。

死神代行となった黒崎は、様々な虚と戦いながら、死神と霊魂の世界である尸魂界(ソウルソサエティ)での陰謀と戦い、さらに死神と対立する滅却師(クインシー)、虚の力を使って戦う破面(アランカル)等の様々な勢力の中で、長い戦いに身を投じていく。

と簡単に説明するとこんなストーリーとなっています。

では、『BLEACH』はなぜ、こんなに伝説的なマンガとなれたのでしょう。その魅力を私なりに考えてみました。

●とにかくカッコいい

まず、絵が抜群にカッコいい。そしてキャラクターがみんなイケメンに美女ばかり。性格も勇敢な人ばかりで男気にあふれています。そして武器(たいてい刀)もカッコいいし、技もカッコいい。敵もカッコいい。とにかくカッコいいんです(しつこいって?)

●とにかく黒い

とにかくカッコも技もみんな黒い。主人公の黒崎も、死神化すると死神装束は真っ黒、卍解(ばんかい)すると刀も黒く変化し、体の回りには黒い霊気をまとい、必殺技の月牙天衝は黒い巨大な衝撃派を発すると、とにかく黒づくめです。他のキャラクターもカッコも技も黒い人たちばかりです。でも不思議とその黒さがカッコいいんです。みんな、服でも黒って憧れますしなー。

●キャラクターが多い

この辺でそろそろ真面目に。『BLEACH』最大の魅力はなんといっても、そのキャラクターの多さと個性にあると思います。AKBばりに次々と現れる敵味方のキャラクターたち。敵キャラクターでも昨日の敵は今日の友とでも言わんとばかりに、忘れた頃に絶体絶命のピンチを救いに現れます。そして何よりすごいのは、どのキャラクターも非常に繊細に個性を描き出し、唯一無二の武器や技を持っていること。そのため、主人公たち以外でも一騎打ちとなると目が離せない緊迫の戦いが描かれます。

では、本題のどんな最終回を迎えるのか、です。

最新のジャンプでは最終回の一回前ということで、最終決戦後の尸魂界の様子が描かれました。尸魂界史上最悪の脅威が去り、復興が進み平和が訪れたように見えます。朽木ルキアの昇進の儀式が進み、しかしその裏で不穏な動きが。。。

まるで新章が始まりそうな終わり方でしたが、全てオールOKの超ハッピーエンドと簡単には行かなそうな雰囲気を感じました。久保先生のことですので、最終回にも熱くカッコいい展開が用意されているのでしょう。果たして、『BLEACH』の最終回、伝説になれるか。

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